生存率
生存率は、通常、がんの進行度や治療内容別に算出しますが、患者さんの年齢や合併症(糖尿病などがん以外の病気)の有無などの影響も受けます。用いるデータによってこうした他の要素の分布(頻度)が異なるため、生存率の値が異なる可能性があります。
ここにお示しする生存率は、国立がんセンターのホームページに掲載されていたものです。生存率の値そのものでなく、ある一定の幅(データによって異なりますが±5%とか10%等)をもたせて、大まかな目安としてお考えください。
がんの発生部位により治療成績は多少異なりますが、ステージで言うとI期では放射線療法で90%以上治ります。I〜IV期全体では、65〜70%の5年生存率が得られます。
進行度 | 5年生存率 |
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Ⅰ期 | 放射線治療で80~90% |
Ⅰ期~Ⅳ期 | 手術・放射線治療など全体で65~70% |
生存率などの統計データは、あくまでも統計上の数値であって、病院ごとに異なり、個々の患者には当てはまりません。そのため、あくまでも参考程度にとどめるようにしてください。