進行するとあらわれる症状
喉頭がんが進行すると初期にみられた症状に加えて全身症状もあらわれます。のどの症状に加え、発熱、出血、呼吸困難、リンパ節の腫れ、のど仏が動かなくなるといった症状があらわれます。
部位別にみた進行がんの症状は以下のとおりです。
がんがある部位 | 症状 |
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声帯 | 声がれがひどくなり、息苦しくなって呼吸困難に陥ります。また、痰(血が混じっていることもある)もあらわれます。 |
声帯の上部 | 耳のほうに広がるような痛みがあります。また、かすれ声にあり、呼吸困難の症状をあらわします。 |
声帯の下部 | せき、痰(血が混じっていることも)がみられます。 |
頸部リンパ節転移
咽頭がん、とくに声門上がんでは、頸部リンパ節への転移がよくみられます。頸部リンパ節にがんが転移すると、頸部が腫れてくることがあります。まれに、このリンパ節の腫れが初発症状として確認され、検査をしてみたところがんがあったということもあるようです。