喉頭がんの手術

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手術による治療

手術にて喉頭の一部、あるいは全てを摘出します。がんの場所や状態にもよりますが、基本的には早期がんでは喉頭の一部切除、進行したがん では喉頭全摘手術が行われます。喉頭を全て摘出すれば声が失われます。しかし、命に関わることはなく、食道発声法(訓練すれば食道を使って音が出せるよう になる)や電気喉頭(電池と器具を用いて音を出す)によって会話が可能です。

リンパ節に転移している場合はリンパ節を切除します。切除が困難な場合は、放射線治療や抗がん剤による治療を行う場合があります。

手術の方法

種類 内容
レーザー治療 早期のがんに行われます。内視鏡の先端から病変部にレーザーをあて、がんを焼ききります。焼ききった病変部分は再生するので声帯の機能を温存できます。入院期間は通常3~4日程度です。
部分切除術 がんがやや進行している場合は部分切除術が行われます。この手術では、がんができている側の声帯、あるいは声帯の周辺にある甲状軟骨を含む片側の喉頭のみを切除します。
片 側を切除しても、もう片側が残っていれば発声は可能ですが、息が漏れるなどして不都合を感じます。そのため、筋肉組織などを使って切除した声帯の代わりに なるようなものをつくり、発声がよくなる処置を行うことがあります。以前の声には戻らないものの、会話はできるようになり、食べ物を飲み込むことや呼吸す ることも可能です。入院期間は3~4週間程度です。
全摘手術 がんが進行しており、喉頭全域に広がっている場合に行われる手術です。手術では、喉頭を全て摘出しま す。喉頭をすべて摘出すると気道がとぎれてしまうので、首の付け根に「気管孔」と呼ばれる孔を開け、気管をそこにつなげます。術後はその孔から呼吸するこ とになります。入院期間は3~4週間程度が一般的です。
この全摘手術を行うと、声をだせなくなりますが、代用声帯を利用することでコミュニケー ションは可能です。代用声帯には、食道発声法(食道の粘膜を声帯代わりにして発声する)、電気喉頭(のどにバイブレーターのようなものをあて、その振動で 声をつくる)、人工喉頭(気管孔と口をチューブでつなぎ、チューブについている振動膜を呼気で振動させる)などがあります。また、においがわからなくな る、熱い食べ物を冷ませなくなるなどの問題も発生します。
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